Noismの新作公演『劇的舞踊「ラ・バヤデール―幻の国」』が、6月17日から新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場で上演される。
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館の専属ダンスカンパニーであるNoism。同施設の舞踊部門芸術監督である金森穣によって2004年に立ち上げられ、国内唯一の公共劇場専属舞踊団として活動している。
同公演はオペラやバレエなどで知られる物語を、Noismオリジナルの物語として描く「劇的舞踊」シリーズの第3弾。古典バレエの作品『ラ・バヤデール』を原案に、劇作家で演出家の平田オリザが脚本を書き下ろした。草原の国「マランシュ」を舞台に、政治、宗教、民族などにおける人々の対立を経て、崩壊していく国の物語を描く。
出演者にはNoismの副芸術監督で舞踊家の井関佐和子をはじめとするメインカンパニーNoism1や、研修生カンパニーNoism2のメンバーが名を連ねているほか、SPAC-静岡県舞台芸術センター所属俳優の奥野晃士、貴島豪、たきいみきが出演する。また空間デザインは建築家の田根剛、衣裳はISSEY MIYAKEのデザイナー・宮前義之が手掛けている。
なお同公演は新潟での上演後、神奈川、兵庫、愛知、静岡、鳥取を巡回する。新潟、神奈川、兵庫、愛知公演のチケットは現在販売中。静岡公演のチケットの一般発売は5月29日にスタートする。