『イラストレーター 安西水丸』展が、6月17日から京都の美術館「えき」KYOTOで開催される。
2014年に逝去したイラストレーターの安西水丸は、村上春樹作品のイラストレーションをはじめ、漫画、小説、エッセイの執筆、翻訳など様々なジャンルで活動してきた。
同展では、安西水丸が手掛けた仕事や作品を4章に分けて紹介。「ぼくの仕事」と題された章では絵本や広告などの原画と印刷物の展示、「ぼくと3人の作家」では嵐山光三郎、村上春樹、和田誠の3人との交流の中で生まれた作品に焦点を当てる。また、「ぼくの来た道」では幼少期から青年期にかけての作品と、スノードームや万年筆といった愛用品が紹介され、「ぼくのイラストレーション」では安西が初期から晩年に至るまでに描いた原画や、同展のために復刻制作されたシルクスクリーンなどが展示される。会場では、嵐山光三郎や小山薫堂を招いたギャラリートークも行なわれる。
なお今回の展覧会と同名の安西水丸の作品集『イラストレーター 安西水丸』が、6月下旬に刊行される。
書籍情報
『イラストレーター 安西水丸』
2016年6月下旬発売予定
価格:2,500円(予定)
発行:クレヴィス