映画『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』日本語版の声優が発表された。
『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』はロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズの最新作『FINAL FANTASY XV』と同じ世界観と、キャラクターによるCG映画。『FINAL FANTASY XV』はルシス王国の王子・ノクティスの視点でストーリーが進行するが、『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』ではノクティスの父である国王レギスの視点から物語が描かれる。
発表された声優陣は、同作の主人公でもある王直属部隊「王の剣」隊員ニックス・ウリック役の綾野剛、神と言葉を交わす「神凪」の巫女であるルナフレーナ・ノックス・フルーレ役の忽那汐里。声優に初めて挑戦した綾野は、収録までに喉が枯れるほど練習を重ね、前日には喉に鍼を打って収録に臨んだという。なお綾野と忽那のアフレコ風景を捉えたメイキング映像と、『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』の新たな特報があわせて公開された。
綾野剛のコメント
声優は“初挑戦”だったので「自分に務まるのか」という思いがありました。しかし、FINAL FANTASYが大好きなので、いちファンとして本作に関われるなんてこの先で一生ないと思い、恐縮ながら受けさせていただきました。関係者の皆さんとコミュニケーションを取りながらキャラを創っていくというのは、映画やドラマでもよくありますが、表情や感情に合わせてキャラを創っていくという難しさを感じました。それと同時に、声優の凄みを感じました。
やり遂げられたのは、FINAL FANTASYが大好きだからこそという点もあったと思います。僕らの年代ってFINAL FANTASYで色々なことが形成されたと思うんです。もはや血や骨みたいなものです。ゲームをプレイするとき、僕は感情移入してやります。「自分が旅に出てるんだ」と。この想いはファンの方なら理解してくれると思うんですが、そうでない方からすれば「なに言ってんだ」ってなりますね(笑)。
FINAL FANTASYを家で見るのではなく映画館で見るということはまずないことだと思います。友情・憂い・悲しみなどの様々な感情や、誰かを守りたい、何かを成したい、未来へ繋げたいという気持ちは、綺麗事かもしれないけど、大切なことだと思います。そうした意思が本作には表現されています。そこを皆様には体感していただきたいです。忽那汐里のコメント
この話を頂いた時、声だけの長編作品は経験がなかったし、「ゲームの映画化」という点に対しても、非常に興味が湧きました。映像をはじめてみた時、見た目だけでなく、髪の毛の揺れや洋服の動きなど、違和感を探すほうが難しいくらいものすごい作品だなと思いました。
私の演じたルナフレーナは、お姫様で、控えめで、強さもあって。自分の信念や使命は貫き通すというキャラクターだなと感じました。セリフは、普段絶対に使わないセリフばかりなので、見ている方に対して丁寧な伝え方ができるように心がけました。
FINAL FANTASYを実際にしたことがあってもなくても、すぐ本作の世界に惹きこまれ、1つの映像作品として楽しむことができるはずです。ファンの方にとっては、懐かしいキャラクターが出てきたりしてビビッと感じることもあると思います。ぜひ公開を楽しみにしていて下さい。