日英豪共同製作公演『ZERO POINT/ゼロ・ポイント』が、6月25日と26日に高知・高知県立美術館ホールで上演される。
同公演は、高知県立美術館のアーティスト・イン・レジデンス事業の一環として2013年に招聘されたイギリスの振付家のダレン・ジョンストンが、お遍路巡りなどの高知でのリサーチや制作をもとに、帰国後も作品のブラッシュアップを続けて完成させたマルチメディアパフォーマンス作品。2014年にイギリス・ロンドンのバービカンセンターで行なわれたショーイングが好評を博し、バービカンセンターとオーストラリアの『パース国際芸術祭』との共同製作に繋がったという。
作中では、ダンサーの身体とプロジェクションマッピングやモーショントラッキングといったデジタルテクノロジーのコラボレーションを展開。再生や儀式にまつわる東洋的な思想、量子力学の概念である「ゼロ・ポイント」の科学的な視点や霊的な解釈に着想を得た儀式的空間が描かれる。
振付と演出はジョンストンが手掛けるほか、音楽はティム・へッカーが担当する。出演者には新国立劇場バレエ団オノラブルダンサーの酒井はな、元ザ・フォーサイス・カンパニーの島地保武らが名を連ねている。チケットは現在販売中だ。また公演に関連して、6月21日にはジョンストンによるダンスワークショップも開催される。詳細についてはオフィシャルサイトをチェックしよう。
なお同公演は、2017年2月に『パース国際芸術祭』、5月にバービカンセンターでも上演される。