映画『四月は君の嘘』の予告編が公開された。
9月10日から全国で公開される『四月は君の嘘』は、新川直司による同名漫画の実写映画版。母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった高校2年生の有馬公生と、自由奔放で強気なバイオリニスト・宮園かをりの関係性を軸にした青春ラブストーリーだ。秘密を抱えるヒロイン・かをり役を広瀬すず、ピアノと再び向き合う公生役を山崎賢人が演じている。劇中音楽はNHK大河ドラマ『篤姫』『江~姫たちの戦国~』などの吉俣良が担当。
予告編には、かをりからの手紙を読む公生の姿をはじめ、かをりと公生の出会い、2人の演奏シーン、さらにかをりが「私の病気、ちょっと悪くて」と語り、動かない自らの足を触りながら「立ってよ!」と叫ぶ様子などが盛り込まれている。
また主題歌がいきものがかりによる書き下ろしの新曲“ラストシーン”になることも発表。予告編では一部を聴くことが可能だ。
楽曲制作についていきものがかりは「宮園かをりの笑顔そのものが、物語を生んでくれるような気がしました。原作中の宮園かをりの笑顔や弾き姿が、悲しさも切なさも可愛らしさも、すべてを内包しているような気がして、絵にここまでなにかを触発されるというのは、自分としては初めての体験でした」とを明かしている。同曲を収めたシングル『ラストシーン / ぼくらのゆめ』は8月24日にリリース予定。
広瀬すずのコメント
(いきものがかりの楽曲を聴いて)かをりを演じていた時に感じていた、心がぎゅうっと締め付けられるような感情が一気に込み上げてきました。カラフルな毎日に隠されたひとつの嘘に、苦しくなったり、寂しくなったりする、かをりと公生の切ない関係や作品の世界観が曲から伝わってきて、鳥肌が止まりませんでした。大切な人を想うことや音を奏でる感覚、かをりの心が、この作品を通して少しでも多くの方に届く事を楽しみにしています。
山崎賢人のコメント
ポジティブな気持ちと、センチメンタルな気持ち、いろんな感情がこの曲と共に込みあげてきました。映画の余韻に浸れるような、作品にぴったりな曲だと思います。いきものがかりさんとは、作品でご一緒するのは2回目なので、また共に作品を作る事ができてうれしいです。素敵な作品ができましたので、映像と音楽、そしていきものがかりさんの曲と共に最後まで劇場で映画の世界に浸ってほしいです。
吉俣良のコメント
一度聞いただけで耳に残るメロディ、透き通った声と温かなサウンドがこの作品のラストを彩るに相応しい素敵な楽曲だと思います。自分自身も、この作品に出逢えたことを大変光栄に思い、また、一人でも多くの方に是非、観て頂けることを願っています。