LGBT映画の祭典『レインボー・リール東京』にヴェネチア受賞作など16作

『第25回レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~』が、7月9日から東京・シネマート新宿、7月15日から東京・表参道のスパイラルホールで開催される。

1992年から開催されている『東京国際レズビアン&ゲイ映画祭』は、ジェンダーやセクシャルマイノリティーをテーマにした国内外の映画を上映するイベント。25回目を迎える今回から「レインボー・リール東京」に名称を改めて行なわれる。

上映作品は、初老の男性と不良の若者の関係を描き、昨年の『ヴェネチア国際映画祭』で金獅子賞に輝いた『彼方から』をはじめ、ウーマンリブの時代を背景にした女性たちの恋物語『サマータイム』、豪邸に住む高慢な女性とメイドの倒錯的な愛を描く『バーガンディー公爵』、同性婚が法制化されていないオーストリアを舞台に、同性カップルを親に持つ子どもたちを追ったドキュメンタリー『ゲイビー・ベイビー』、イスラム教徒のイラン人留学生がレズビアンの女性と出会い、普遍的な愛を悟る様を描いた中村拓朗監督の『西北西』など16作品。

またグレッグ・アラキ監督のレトロスペクティブ企画として、『リビング・エンド』とジョセフ・ゴードン=レヴィット出演作『ミステリアス・スキン』を上映。さらにアジアの短編映画4作品を上映するプログラム『QUEER×ASIA ~APQFFA傑作選~』も展開される。

なおクラウドファンディングプラットフォーム「GREEN FUNDING」では、レスリー・キーによる『OUT IN JAPAN』プロジェクトでこれまでに撮影された1000人のポートレートを映画祭の会場で展示するための資金を募集中。支援のリターンにはアルファロメオとTOOTのコラボレーションによるオリジナルボクサーパンツや、映画祭で上映作品が見放題となるパスなどが用意されている。

イベント情報

『第25回レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~』

2016年7月9日(土)~7月15日(金)
会場:東京都 シネマート新宿

2016年7月15日(金)~7月18日(月・祝)
会場:東京都 表参道 スパイラルホール

上映作品:
『サマータイム』(監督:カトリーヌ・コルシニ)
『パリ 05:59』(監督:オリヴィエ・デュカステル、ジャック・マルティノー)
『チェッカーで(毎回)勝つ方法』(監督:ジョシュ・キム)
『彼方から』(監督:ロレンソ・ビガス)
『バーガンディー公爵』(監督:ピーター・ストリックランド)
『あの子は私の初恋』(監督:ケレム・サンガ)
『ガールズ・ロスト』(監督:アレクサンダー・テレーセ・キーニング)
『ゲイビー・ベイビー』(監督:マヤ・ニューウェル)
『リビング・エンド(デジタル・リマスター版)』(監督:グレッグ・アラキ)
『ミステリアス・スキン』(監督:グレッグ・アラキ)
『西北西』(監督:中村拓朗)
『ハイヒール革命!』(監督:古波津陽)
『虎の威を借る狐』(監督:ルッキー・クスワンディ)
『ソウォル路の夜』(監督:シン・ジョンフン)
『ママには言えない私の秘密』(監督:チャン・チョンウェン)
『スクール・デイズ』(監督:モリス・ン)

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