安部典子展『日々変容するカッティングの連続』が、6月24日から東京・外苑前のMAHO KUBOTA GALLERYで開催される。
1967年に埼玉で生まれた安部典子は、アメリカ・ニューヨークを拠点に国内外で活動する彫刻家。手作業で精密にカットした数千枚の紙を何重にも重ね、1枚1枚の高低差を活かすことで立体的な層を生み出す作品や、本、新聞、写真など既存のメディアにカッターの刃を入れて制作した作品などを発表している。作品はニューヨーク近代美術館やホイットニー美術館などに収蔵。
東京では約5年ぶりの個展となる同展では、ニューヨークのアトリエで数か月間にわたって制作された新作を展示。白い紙のレリーフ状の作品やキューブ状の立体作品に加えて、百科事典やロバート・メイプルソープの写真集、中東の砂漠地帯を空撮したファザル・シークの作品集を用いた作品などが紹介される。