リーディング公演『ロッコ・ダーソウ』が、7月30日と31日に東京・赤坂の東京ドイツ文化センターで上演される。
同公演は、東京ドイツ文化センターで行なわれているドイツの現代戯曲を紹介する公演企画『ドイツ同時代演劇リーディング・シリーズ』の第6弾。『ロッコ・ダーソウ』は、ドイツの「ポストモダン」演劇の劇作家・演出家の1人であるルネ・ポレシュの作品だ。
物語の舞台は録音スタジオの「ロッコ・ダーソウ」。朗読の録音のためにスタジオに来た俳優やプロデューサーの女性、スタジオの持ち主・ロッコら4人の登場人物が、「突然の愛の告白の凶暴性」「友情を保つための無意味な仕草」「現実界、想像界、象徴界をどう渡り歩いて生きるか」といったテーマで考えをぶつけ合う様が描かれる。
翻訳と朗読演出を手掛けるのは、長年にわたってポレシュの作品創作に参加し、ドイツでの『ロッコ・ダーソウ』初演にも出演した原サチコ。出演者には原に加え、木内みどり、古舘寛治、安藤玉恵が名を連ねている。終演後には出演者によるアフタートークも予定されている。チケットは販売中。