『NHKスペシャル 映像の世紀』のコンサートが、9月10日に東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで開催される。
2015年から『新・映像の世紀』として新シリーズが放送されて話題を集めた『映像の世紀』。コンサートではスクリーンに映した『映像の世紀』の映像と共に、テーマ曲“パリは燃えているか”を作曲した加古隆のピアノ演奏、岩村力指揮による日本フィルハーモニー交響楽団の生演奏が披露される。ナレーションは進藤晶子が担当。使用される映像は、『映像の世紀』『新・映像の世紀』から新たに編集したものとなる。チケットは7月10日に発売。
加古隆のコメント
「映像の世紀」のテーマを作曲していた20年前。
気に入ったメロディーは少し寂しげで、歴史ドッキュメントにはふさわしくないと諦めかけていた。
そこへ、目まぐるしく動きがある番組のオープニング画面が届いたのだ。
そうだ!曲のテンポ感を変えて弾いてみよう。
こうして、人間の持つロマンと愚かさの両面にも通じるような曲となって、「パリは燃えているか」は誕生した。
「映像の世紀」「新・映像の世紀」で多くの曲が生まれ、私は本当に幸せだった。
言葉なき映像が、音楽をともなって生命を吹き込まれた物語となることもうれしいが、今度はそれをコンサートで体感できるとは!