フランズ・アフマンのドキュメンタリー映画『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』が7月16日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。
アフマンは20世紀後半のハリウッド映画の製作を支えたオランダ出身の銀行マン。1970年代にイタリアの映画プロデューサーのディノ・デ・ラウレンティスと共に映画の資金調達システム「プリセールス」を開発し、新興映画会社に次々と融資を行なった。アフマンがサポートした映画は『ターミネーター』『ランボー/怒りの脱出』『プラトーン』をはじめ約900本におよぶ。
アフマンの娘ローゼマイン・アフマンが監督を務めた『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』は、アフマンの軌跡を辿ったドキュメンタリー。病床にあって回顧録を残したいと打ち明けたアフマンへのインタビューや、彼の死後にケビン・コスナー、オリバー・ストーンといった映画人を訪ねた様子を収めた作品だ。