12月に東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開される映画『アズミ・ハルコは行方不明』の追加キャストが発表された。
同作は、山内マリコの同名小説を松居大悟監督が映画化した作品。寂れた郊外の街を舞台に、OLの安曇春子が突然失踪し、捜索願いのポスターをパロディーにした落書きが拡散されていく様を、春子が姿を消す前と後の2つの時間軸を交差させながら描く。これまでに主人公の安曇春子役を演じる蒼井優に加え、石崎ひゅーいの出演が明らかになっていた。
今回出演が発表されたのは、安曇春子の顔をグラフィティアートとして街中に拡散させていく若者集団を演じる高畑充希、太賀、葉山奨之。高畑が演じる20歳のギャル・アイナは、太賀演じる同級生に想いを寄せ、彼と一緒にいたい一心でグラフィティ活動に参加するという役どころだ。
さらに事件が起きる街の交番の巡査役を加瀬亮が演じるほか、菊池亜希子、芹那、落合モトキ、山田真歩らもキャストに名を連ねる。
高畑充希のコメント
都内の魚料理屋さんで、この役やって欲しいんだけど、と松居監督に口説いてもらったこのアイナという役。到底私の手には負えなさそうな、幼さと足りなさと爆発力を持った、でも守ってあげたくなるような。どんな風にお近づきになればいいか分からない女の子でした。撮影中は沢山沢山悩みましたが、松居監督が同じ目線で一緒に悩んで走ってくれたことや、大好きな蒼井優さんが寄り添って守ってくれたこと、年齢の若いチームのパワーに引っ張られて、なんとか乗り切れました。どんな風に皆さんのもとにこの作品が届いてゆくのかが、とてもとても楽しみです。