アンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説『彼女のひたむきな12カ月』が、7月8日に刊行される。
女優としてジャン=リュック・ゴダール監督『中国女』『ウイークエンド』、ピエル・パオロ・パゾリーニ監督『テオレマ』などに出演したほか、作家や映画監督としても活動している1947年生まれのヴィアゼムスキー。20歳の頃、アンナ・カリーナとの夫婦生活を解消していたゴダールと結婚し、1979年に離婚した。
『彼女のひたむきな12カ月』は、受験勉強に励んでいた19歳のヴィアゼムスキーがゴダールに手紙を送ったことをきっかけに、運命が変わっていく様を描いた作品。フランソワ・トリュフォーやジャン=ピエール・レオー、ジャック・リヴェット、ジャンヌ・モロー、哲学者のフランシス・ジャンソン、映画評論家のミシェル・クルノといった人々に囲まれて過ごした1年間が綴られている。日本語訳は原正人、解説は作家の山内マリコ。