ジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー映画『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』の予告編が公開された。
1970年に27歳で死去したシンガーのジャニス・ジョプリン。同作では、生前のジョプリンの映像に加えて、遺族やバンド仲間、元恋人らの協力のもと、彼女が生前に遺した手紙を開封し、素顔を探っていく。また楽曲“Summer time”のレコーディング風景や、『モンタレー・ポップ・フェスティバル』『ウッドストック・フェスティバル』といったイベントでのライブ映像なども織り交ぜる。映像中にはジョン・レノン、オノ・ヨーコらも登場する。
監督を務めたのはジョプリンが亡くなった1970年に生まれたエイミー・バーグ。ジョプリンの手紙を朗読するナレーターをCat Powerことショーン・マーシャルが担当している。Cat Powerのインタビュー映像を偶然見たバーグ監督は「ジャニスの複雑でエモーショナルな気持ちを表現できる人はこの人しかいない」と直感したという。
Cat Powerはオファーを引き受けたことについて「ジャニスを傷つけてしまうんじゃないかと思って怖かったわ。彼女は漫画のキャラクターなどではなく、熱いハートをもったひとりの女の子だったのよ。でも、彼女の手紙を読んで心が動かされたの」とコメントしている。
同作は9月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。