花森安治の特集『“暮し”にかけた情熱 花森安治30年間の表紙画』が7月17日にNHK Eテレの『日曜美術館』で放送される。
NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主人公のモデルとなった大橋鎭子と共に、1948年に雑誌『暮らしの手帖』を創刊した花森安治。編集長として記事執筆から文字のレタリング、誌面のレイアウトまで現場の指揮を執りながら、約30年間にわたって153冊分の表紙画全てを自ら描いた。全表紙画を遺族から寄贈された東京・用賀の世田谷美術館では、現在スケッチや原画の調査が進められている。
番組では菊池亜希子や深澤直人と共に、花森が表紙画に込めた想いを読み解いていく。また花森の長女・土井藍生や世田谷美術館の学芸部美術課長・矢野進、作家の太田治子も登場する。