開発好明の『中2病展』が9月19日まで千葉・市原湖畔美術館で開催されている。
1966年生まれの開発好明は、参加型の作品を中心に国内外で活躍する美術家。これまで約30年間におよぶアーティスト活動を展開してるが、アーティストになることを志したのは、中学2年生の時だという。
同展は、開発のこれまでの活動を思春期特有の思考が生まれる「中2」の時期の延長線に置き、作品世界を振り返る回顧展。ライフワークである発泡スチロールを用いた彫刻作品や、1年後に手紙が届けられる『未来郵便局』をはじめとする約50点が、展示室や美術館屋外に展示される。さらに新作として市原市内で伐採された竹で作る船の作品『洗濯船』を滞在制作。また音声ガイドはYOUNG HASTLEが担当し、ラップで展覧会をナビゲートする。
会期中はほぼ毎日作家が滞在し、約50回の関連イベントを予定している。音楽家・打楽器奏者の角銅真実を招いたワークショップ『中2病校歌を作ろう』や、開発と高安利明のユニット・Low-Tecによるライブ、美術館に宿泊して企画展示を考える『大人キャンプ』などを開催。各イベントの詳細は美術館のオフィシャルサイトをチェックしよう。