天久聖一とよシまるシンによる展覧会『ロゴゴ展』が、8月5日から東京・神田のTETOKAで開催される。
天久とよシまるシンは、これまでに“電気グルーヴ20周年のうた”のPVや、同グループ25周年記念ツアー『塗糞祭』のロゴなどを共作。2010年から続けている企画『ロゴドリル』では、世間に溢れる言葉と架空の造語をロゴとしてデザインし、発表している。
ユニットとしては初の展覧会となる同展では、「象形文字の誤解釈」をテーマに、漢字をモチーフにした新作のロゴ作品を紹介する。
8月5日にオープニングレセプションが開催されるほか、会期中には関連イベントを予定。会場では展覧会オリジナルグッズや、展覧会をモチーフにした飲食メニューが販売される。
天久聖一×よシまるシンのコメント
いままで2人ではいろんなパロディロゴを制作してきたんですが、今回はオリジナルに挑戦します。
ロゴというと普通は言葉の意味を掘り下げて、象徴化したり、抽象化する作業ですが、ウチらがやりたいのはまったく逆で、意味から遠ざかることです。象形文字の元となった事物を敢えて間違えて、ぜんぜん違う具象に落とし込むとか、よく海外でつくられた日本語のTシャツをネットで見るんですけど、外人はもとの意味を知らないからとんでもなくマヌケな言葉や文字を、デタラメは配置でデザインしたりしてるんですよね、ああいうのが大好きで、近いというわけではないけど、同じスピリッツでやろうと思ってます。
オリジナルと偽物、オシャレとダサさ、可愛さと下品さ、プロと素人……その両方のバランスの中でどこに着地点を求めるか、いつも考えているのはそういうようなことです。でもとにかく2人ともまず「ウケたい!」という体質なので、バカだなあと面白がってもらえればと思います。