大山エンリコイサムの個展『Present Tense』が、8月20日から東京・広尾のTakuro Someya Contemporary Artで開催される。
イタリア人の父と日本人の母のもとに生まれ、現在はニューヨークを拠点に活動する大山エンリコイサム。グラフィティから文字を取り除き、描線の運動を反復させた独自の抽象的なモチーフ「クイック・ターン・ストラクチャー」を軸に、壁画や絵画、ライブパフォーマンス、インスタレーションなど幅広い作品を手掛けている。2015年には著書『アゲインスト・リテラシー グラフィティ文化論』を刊行した。
『Present Tense』展では展示作品を全て新作で構成。84個のクイック・ターン・ストラクチャーを描きこんだ大型作品『FFIGURATI #133』や、ひび割れ塗料によるテクスチャーの上にメカニカルペンシルでクイック・ターン・ストラクチャーを描いた連作5点などが展示される。初日の8月20日にはオープニングレセプションを開催。