演劇動画のコンテスト『第5回クォータースターコンテスト』が、本日8月1日から10月31日まで応募作品を受け付ける。
同コンテストでは、1台のカメラで撮影され、編集を施していない12分以上15分以内の演劇動画を募集。審査員は作家・演出家の鴻上尚史、作家・演出家の鄭義信、俳優の別所哲也、映画監督の行定勲が務める。
グランプリには副賞として現金30万円が贈られるほか、「げきぴあ」でインタビューが掲載される「げきぴあ賞」などを用意。結果発表を含む授賞式は12月10日に開催される。応募条件や詳細は『クォータースターコンテスト』のオフィシャルサイトから確認してみよう。
鴻上尚史のコメント
面白いものを創ろうとすればするほど、「映像と演劇の違いは何だ?」という、根本にぶつかるでしょう。
その難問に対して、パワーでぶつかったり、うりゃあ!と投げとばしたり、軽やかに笑い倒したり、一点突破したり、はしゃぎまくったり、誠実に向き合ったりした作品を待っています。
鄭義信のコメント
初めて審査に参加します。審査する側なのに、なんだか緊張しています。興奮しています。ラブレターを待っている乙女な気分です。どんな美辞麗句よりも君のまっすぐな思いが伝わる、ごつごつしててもいいから力一杯愛がこもった、胸を鷲づかみにしてくれる、そんなラブレターを、どきどきしながら、わくわくしながら待っています。
別所哲也のコメント
私は、99年より、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル」を主宰しており、世界各国のショートフィルムを数多く観ていますが、「編集NG」というルールに惹かれました。15分以内に凝縮された映像は、たとえ演技だとしても、それは、ありのままのリアルで、人生そのものだと思います。いくつもの、鮮やかな生き様に出会える事を心から願っています。
行定勲のコメント
クォータースターコンテスト、今年で私は三回目の審査員です。
時代を反映させた今を感じる作品だったり、オリジナリティ溢れる個性的な拘りの演出を毎回楽しみにしています。
カットを割らずに持続させた時間をワンカットで捉えることは一瞬が永遠になることを意味すると思います。
その尊い一回しか訪れない時間の奇跡を観るのが今から楽しみです!