鳥公園の舞台『ヤジルシ』が、9月14日から東京・昭和島のBUCKLE KOBO、10月8日から香川・唐櫃岡の棚田で上演される。
劇作家、演出家の西尾佳織が主宰を務める鳥公園は、2007年に結成された演劇ユニット。2013年に初演された鳥公園の舞台『カンロ』の上演台本は、『第58回岸田國士戯曲賞』の最終候補作品に選ばれた。
『ヤジルシ』は、「9.11同時多発テロ事件以降の世界で、いかなる表現が可能か?」という問いに対する応答として書かれた太田省吾の戯曲。作中で引用されるテクストを今回の上演用に再編し、現在の世界情勢に即した内容に更新するという。演出は西尾が担当。
東京公演は回遊型上演となり、観客は2階建ての元鉄工所の様々な場所を歩きながら、建物内で展開されている物語を自由に鑑賞することができる。また香川公演では野外上演が行なわれる。
東京公演のチケット一般発売は8月7日からスタート。『瀬戸内国際芸術祭2016』内での公演となる香川公演については、鳥公園のオフィシャルサイトで確認しよう。