河口龍夫の個展『時間の位相』が、9月10日から東京・六本木のSNOW Contemporaryで開催される。
1940年に神戸で生まれた現代美術家・河口龍夫。1960年代から活動し、様々な事物の「関係」をテーマにした作品の制作を続けている。
同展では、中原佑介がコミッショナーを務めた1970年の『第10回日本国際美術展 人間と物質』に河口が出展した写真作品『陸と海』と対峙して、新たに制作した作品を発表。『陸と海』の「外側」を描く『<陸と海>からの時相』の8点を展示する。なお9月9日にはアーティストトーク『1970年の<陸と海>から今その外側へ』が行なわれる。
河口龍夫のコメント
<陸と海>の外側を描き続けるとき、1970年の時相から46年後の2016年の時相との関係が想像力によって結び付き、まさに関係し合い、「<陸と海>の外側」と「<陸と海>からの時相」という作品の誕生を導き出したのである。