森村泰昌の展覧会『「私」の創世記』が、9月2日から東京・恵比寿のNADiff Gallery、MEMで開催される。
名画の登場人物や映画俳優、歴史上の人物などに自らが扮する「自画像的作品」をテーマに制作を続ける森村泰昌。NADiff A/P/A/R/Tの建物全体を使って展開される同展では、1980年代から1990年代の作品を紹介する。
第1部『卓上の都市』では『卓上のバルコネグロ』と題された初期の静物写真シリーズ49点を展示。第2部『彷徨える星男』では1990年に制作されたマルセル・デュシャンへのオマージュ作品『星男』を上映するほか、同シリーズの写真作品や関連イメージを『女優家Mの物語』シリーズから抜粋して紹介する。第3部『銀幕からの便り』では1990年代に制作された初期のビデオ作品を複数上映。
会期中には森村と写真評論家の鳥原学を招いたトークイベントや、『森村泰昌ブックフェア《「私」の創世記》』を開催する。詳細はNADiffのオフィシャルサイトで確認しよう。