展覧会『動き出す!絵画 ペール北山の夢 ―モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち―』が、9月17日から東京・東京ステーションギャラリーで開催される。
同展では、大正期の日本における西洋美術への熱狂と、それに影響を受けながら展開した前衛的な近代日本美術の動向を紹介。岸田劉生、木村荘八といった洋画家たちの活動を支え、のちに「ペール北山」と呼ばれた人物・北山清太郎の活動に注目し、当時の若手洋画家たちが参照したオーギュスト・ロダン、エドガー・ドガ、ポール・セザンヌ、カミーユ・ピサロ、クロード・モネ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・ゴーギャン、パブロ・ピカソらの作品に加えて、その影響を受けた油彩画、彫刻など約130点と資料を展示する。
また北山が発行した美術雑誌『現代の洋画』などに掲載された作品をはじめ、北山が関わった美術家集団「ヒユウザン会」や「草土社」による展覧会の出品作、美術の世界を離れた北山が制作にのめり込んだ草創期の国産アニメーションなども紹介する。