展覧会『ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ―境界線への視線』が、9月10日から神奈川・箱根のポーラ美術館で開催される。
同展は、19世紀後半から20世紀にかけて人口が劇的に増加し、都市部や周縁部の様相が大きく変化したパリの街に焦点を当てる展覧会。20世紀初頭にパリの下町・モンパルナス周辺に暮らし、特にパリ郊外に視点を向けた画家のアンリ・ルソー、レオナール・フジタ、写真家ウジェーヌ・アジェの作品を中心に紹介する。
会場では同時代の作家たちの作品も含む約120点を展示。出展作家にはルソー、フジタ、アジェに加え、パブロ・ピカソ、モーリス・ユトリロ、モーリス・ド・ヴラマンク、ジョルジョ・デ・キリコ、佐伯祐三、里見勝蔵、岡鹿之助、アンドレ・ケルテスらが名を連ねている。
会期中にはフランス文学者の小倉孝誠を迎えた講演会『ベル・エポックの光と影―アジェとその時代』や、針穴写真のワークショップを開催。詳細は同展の特設ページで確認しよう。