うさぎストライプの舞台『みんなしねばいいのに』が10月23日から東京・小竹向原のアトリエ春風舎にて上演される。
2010年に青年団演出部の大池容子を中心として結成されたうさぎストライプ。「どうせ死ぬのに」をテーマに作品を発表している。2014年に「うさぎストライプと木皮成」として上演した『デジタル』は、平田オリザ原作による映画『幕が上がる』の劇中演劇に起用された。
『みんなしねばいいのに』は、10月に30歳になる大池が作・演出を手掛ける新作公演。ハロウィンの日に生まれたことを誇りに思っていたにもかかわらず、いつからか馬鹿騒ぎする日になってしまったことを恨む、30歳を迎える女性を描く。
なお東京公演終了後には、同劇団にとって初のツアー公演も京都で予定されている。チケットは東京・京都両公演ともすでに販売中。詳細はオフィシャルサイトでチェックしよう。
大池容子のコメント
今年の10月、わたしは30歳になります。
子どもの頃からティム・バートンの『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』が大好きで、10月に生まれたことをずっと誇りに思っていたのに、何年か前からハロウィンは渋谷で若者が馬鹿騒ぎをする日になりました。
わたしの好きなものやだいじなものは、きっとこうやって理不尽な何かにゆっくりと奪われていくんだろうと思いました。
みんなしねばいいのに。
一日一回頭の中でつぶやくこの言葉を、演劇にしてみようと思います。うさぎストライプ初のツアー公演。
よろしくお願いいたします。