『ゴッホとゴーギャン展』が、10月8日から東京・上野の東京都美術館、2017年1月3日から愛知・愛知県美術館で開催される。
オランダのファン・ゴッホ美術館やクレラー=ミュラー美術館など国内外の美術館の協力のもと開催される同展。共同生活したこともあった2人の関係性と芸術性に焦点を当て、フィンセント・ファン・ゴッホとポール・ゴーギャンの初期から晩年までの油彩画約50点を展示する。主な出展作品は、ゴッホの『自画像』や『収穫』『ゴーギャンの椅子』、ゴーギャンの『ブドウの収穫、人間の悲惨』『タヒチの3人』『肘掛け椅子のひまわり』など。
さらに、2人に影響を与えたとされるジャン=フランソワ・ミレーやクロード・モネ、カミーユ・ピサロといったバルビゾン派、印象派の作品や、ポール・セリュジエ、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、ゴッホとゴーギャンと交流のあったエミール・ベルナールらの作品約10点も紹介。ゴッホ、ゴーギャンの作品とあわせて約60点の作品が展示される。音声ガイドは声優の小野大輔と杉田智和が担当。
初日の10月8日には同展監修者のシラール・ファン・ヒューフテンを迎えた講演会『ゴッホとゴーギャン―現実と想像(仮)』が行なわれるほか、会期中には関連イベントを開催する。詳細は『ゴッホとゴーギャン展』の特設サイトを確認しよう。