ラリー・クラークの個展『TOKYO 100』が、9月23日から東京・原宿のGALLERY TARGETで開催される。
映画『KIDS / キッズ』『アナザー・デイ・イン・パラダイス』『BULLY ブリー』などの監督作を発表しているラリー・クラーク。写真家としても世界各地で展覧会を行なっており、アメリカのメトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館などに作品が収蔵されている。
ニューヨーク、ロンドン、ロサンゼルスを経て東京で初開催される今回の展覧会では、クラークが1992年から2010年までの間に発表した『KIDS / キッズ』『BULLY ブリー』『ケンパーク』『ワサップ!』などの代表的なシーンや、作品のロケ地で撮り下ろしたスナップ、Supremeのカレンダー撮影の際に撮り下ろしたポートレート、セルフポートレートなどを展示販売。
展覧会のキュレーションは、俳優として『キッズ』にも出演しているギャラリストのレオ・フィッツパトリックが担当。会場ではギャラリーの中央に大型の木製クレートを設置し、その中に写真を積み上げて展示する予定だ。展示作品は主にクラーク自身が薬局や一時間プリントでプリントしたもので、102×152ミリのカラープリントを1万5千円で販売する。
クラークは同展について「この展覧会は今まで何度も自分の展覧会に来てくれ1万ドルや1.5万ドルするプリントを買えなかったファンの子達へ、これはスケーターやコレクター達へのお土産や記念品とし、自分がハッピーに死ぬためのお返しなんだ」と語っている。