AV監督・代々木忠原作の映画『愛∞コンタクト』が、11月5日から東京・渋谷のユーロスペースほか全国で順次公開される。
AV監督として30年以上にわたって活動し、これまでに5千人以上の女性たちと向き合ってきたという代々木忠。『愛∞コンタクト』は代々木が出会った女性たちのエピソードを綴ったエッセイ集『つながる セックスが愛に変わるために』をもとにした、3作から構成されるオムニバス作品だ。
オムニバス1作目の『感電』は、「いい子」として人生を歩んできた女子大生の抑圧された無意識が電気となって溢れ出す様を描いた作品。2作目『おはよう、マコちゃん』は離れていく恋人の心を繋ぎ止めようとし、性行為の技術を学ぶために風俗店に飛び込むOLを描き、3作目『LOVE REVOLUTIONS』では美人女優がプライドの高さのため「愛してる」というセリフが言えずに監督と対立する様を映し出す。
『感電』の監督を渡辺あい、『おはよう、マコちゃん』の監督を深井朝子が手掛け、『LOVE REVOLUTIONS』は渡辺が監督、深井が脚本を担当している。プロデュースは女優の中原翔子が早川ナオミ名義で手掛けている。
キャストには加藤夏希、寺島進、諏訪太朗、長谷川るみ(ex.アイドリング!!!)、真山明大らが名を連ねている。
代々木忠のコメント
女性を念頭に置いてつづった『つながる』が、女性プロデューサーの早川ナオミ(中原翔子)に受けとめられ、3人の女性監督によって映像化されたという事実が、僕にとってはなによりの驚きであり、このうえなく嬉しいことなのである。また多くの人たちに、この映画が“つながっていく”ことを心から祈っている。