OVALのニューアルバム『popp』の日本盤が10月19日にリリースされる。
ドイツ・ベルリン在住のマーカス・ポップによるプロジェクト、OVAL。CDの盤面をマジックペンで汚してグリッチノイズを生み出す手法で知られ、近年は自身のレーベルUOVOOOを立ち上げて活動している。
『popp』の日本盤には、昨年から今年にかけて制作された本編11曲に加え、新曲2曲を日本盤限定ボーナストラックとして加えた全13曲を収録。なお同作のデジタル盤は10月14日に先行配信される。
マーカス・ポップは『popp』の制作について「これらの新たな“クラブ・トラック”に取り組むことは、庶民風イタリア料理のクチナ・ポヴェラ(私の90年代の学生の予算のようなグリッチ・スタイル)やハイテクなフュージョンのような料理(2010年以降のスタイル)を作っていたのに、偶然にもバーベキューのセミナーに巡り会ってしまったビーガン(完全菜食主義者)のような感じである」とコメント。
さらに「複雑でめちゃくちゃ技術的な私の楽曲は、これまでも入手出来たかもしれませんが、私は常にそれらの楽曲が有機的に聴こえると確信しています。例えそれらの楽曲が、完全に想像の産物にすぎないと問題視されたとしても」と語っている。