特集上映『キアロスタミ全仕事』に21作品、日本初上映の短編も

アッバス・キアロスタミ監督の回顧上映『キアロスタミ全仕事』が、10月19日から東京・渋谷のユーロスペースで開催される。

今年7月に76歳で逝去したキアロスタミ監督。同イベントでは、1970年代に監督してのキャリアをスタートさせたキアロスタミの軌跡を、監督・脚本作品と本人についてのドキュメンタリー、日本初公開となる短編映像『24 Frames』を含めた21作品で辿る。

上映作品には「ジグザグ道三部作」と呼ばれる1987年の『友だちのうちはどこ?』、1992年の『そして人生はつづく』、1994年の『オリーブの林をぬけて』をはじめ、批評家から高い評価を獲得している1990年の『クローズ・アップ』、キアロスタミが脚本を手掛けたエブラヒム・フルゼシュ監督の『鍵』、モハメド・アリ・タレビ監督の『柳と風』などがラインナップ。各作品の上映スケジュールはユーロスペースのオフィシャルサイトでチェックしよう。

さらにキアロスタミの写真家・詩人としての活動にも光を当て、会期中に劇場内で写真や詩集を展示。来場者にはキアロスタミの詩の日本語訳を記したポストカードがプレゼントされる。なお10月21日と22日の『風が吹くまま』上映後は日本画家の宮廻正明、現代詩作家の荒川洋治をそれぞれゲストに迎えたトークイベントが行なわれる。

イベント情報

『キアロスタミ全仕事』

2016年10月19日(水)~10月27日(木) 会場:東京都 渋谷 ユーロスペース
上映作品: 『トラベラー』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『友だちのうちはどこ?』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『ホームワーク』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『クローズ・アップ』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『そして人生はつづく』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『オリーブの林をぬけて』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『桜桃の味』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『風が吹くまま』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『ABCアフリカ』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『10話』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『5 five~小津安二郎に捧げる~』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『シーリーン』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『トスカーナの贋作』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『ライク・サムワン・イン・ラブ』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『ドキュメント:キアロスタミの世界』(監督:ジャン=ピエール・リモザン) 『キアロスタミとの一週間』(構成・編集:茂原雄二) 『10 on Ten』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『鍵』(監督:エブラヒム・フルゼシュ) 『柳と風』(監督:モハメド・アリ・タレビ) 『パンと裏通り』(監督:アッバス・キアロスタミ) 『24 Frames』(監督:アッバス・キアロスタミ) 料金::一般1,400円 大学生1,200円 会員・シニア1,000円 高校生800円 中学生以下500円 ※2本目以降は半券提示で1,000円 ※『10 on TEN』は英語吹き替え版での上映のため500円
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