展覧会『榎本了壱コーカイ記』が、11月11日から東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催される。
1947年に東京で生まれたクリエイティブディレクター、プロデューサー、グラフィックデザイナーの榎本了壱。アートやデザイン、演劇、雑誌編集、公募展企画など幅広いジャンルで活動している。
榎本の多面的な活動を紹介する同展。澁澤龍彦の遺作『高丘親王航海記』から着想を得たカリグラフィーと大規模な絵画作品をはじめ、萩原朔美と共に1974年に創刊させたサブカルチャー誌『ビックリハウス』や、クリエイターの発掘を試みた『日本グラフィック展』といった1970年代、1980年代の仕事を辿る。また寺山修司と天井桟敷の活動との関わり、勅使河原三郎のダンスポスター、膨大な量のアイデアノートなども紹介される。
会期中には萩原朔美を招いたトークイベント『ビックリハウスの時代』や、浅葉克己と日比野克彦を迎えたトークイベント『日本グラフィック展の時代』を行なうほか、毎週土曜に榎本によるギャラリーツアーの開催を予定している。参加方法の詳細は続報を待とう。
- イベント情報
-
『榎本了壱コーカイ記』
2016年11月11日(金)~12月24日(土) 会場:東京都 銀座 ギンザ・グラフィック・ギャラリー時間:11:00~19:00 休館日:日曜、祝日 料金:無料
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?