『LUMINE meets ART AWARD』受賞作発表、ルミネ館内で受賞作を展示

ルミネによるアートアワード『LUMINE meets ART AWARD 2016』の受賞作品が発表された。

2013年から実施されている『LUMINE meets ART AWARD』は、ルミネ館内に展示するアート作品を公募し、若手アーティストの発掘と支援を目指すアートアワード。「エレベーター部門」「ウィンドウ部門」「インスタレーション部門」「映像部門」の4部門で作品を募っていた。

応募総数480点の中からグランプリに選出されたのは、ウィンドウ部門の織晴美による『I am Here @ Lumine』。準グランプリにはインスタレーション部門から住田衣里の作品『Hunters』、ルミネ賞にはウィンドウ部門からakatinの『でぃすこ』が選出された。さらにエレベーター部門から照屋美優の『Imaginary Landscape』、安藤充の『Algorithmic SANSUI』、映像部門から持田寛太の『飯循環』が入賞を果たしている。

審査員を務めたのはTYMOTE、CEKAI代表の井口皓太、『美術手帖』編集長の岩渕貞哉、『広告』編集長の尾形真理子、イメージソース代表の小池博史、小山登美夫ギャラリー代表の小山登美夫、東京オペラシティアートギャラリーのチーフキュレーター堀元彰の6人。

小山登美夫はグランプリの織の作品について「その場所の人々たちの様子を作品にしていくサイトスペシフィックな要素を持っていて、今回もルミネの前で自分自身が見た空間を作品化し、ルミネのウィンドウに設置するという自分のいた場所と展示する場所が一致した面白いものができると確信しています。新宿の持つ力強い空間が赤一色で作られていくのが楽しみです」とコメントしている。

なお受賞作6作品は、2017年1月20日から新宿のルミネ館内などで展示される予定。またゲストアーティストのTYMOTEによる映像作品がルミネエスト新宿や新宿駅南口のデジタルサイネージで上映される。

小山登美夫のコメント

480点の応募があった第4回目となる「LUMINE meets ART AWARD 2016」。今回の審査は、審査員の方々とのミーティングで一層複雑味を増していきました。ルミネ的なものではないものを、内に入れ込む、それこそがルミネ的だと、はっきりしてきました。今回は様々な要素を持ったバラエティーに富むアプローチで作られる作品が選ばれたと思います。新しい可能性を感じてもらえれば嬉しいです。

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