映画『闇金ドッグス4』が12月19日から、『闇金ドッグス5』が2017年1月14日から東京・シネマート新宿ほかで順次公開される。
若くしてヤクザの組長となり、引退して闇金業者になった安藤忠臣と、安藤のもとで働く元ホスト・須藤司の姿を描く『闇金ドッグス』シリーズ。2015年に第1作目が公開され、今年の春にシリーズ2作目と3作目が公開された。安藤役を山田裕貴、須藤役を青木玄徳が演じている。
『闇金ドッグス4』は、ラストファイナンスの社長である安藤を主人公にした作品。安藤のヤクザ時代の兄貴分で10年ぶりに刑務所から出てきた豊田と、豊田が訪れる喫茶店の店員・元子を巡る金銭トラブルを描く。新キャストとして升毅が豊田役を演じるほか、高橋メアリージュンの妹の高橋ユウが元子役で出演。また木村祐一もキャストに名を連ねる。
『闇金ドッグス5』は須藤が主人公。須藤の客で、認知症の母を持ち、生活に困窮してラストファイナンスを利用している沼岸光夫が、NPO法人を営む五条礼に生活保護費を不正に搾取されてしまう、というあらすじだ。沼岸役を菅原大吉、五条役を荒木宏文が演じる。
山田裕貴のコメント
パート1・2・3経て、こうやってパート4・5が出来る事が本当に嬉しいです。シリーズを重ねていく事で、役に対してより深く深く掘り下げられると思います。パート4では、忠臣の過去が出てきます。その中で見せる今までにない忠臣の表情などを楽しめて演じれたらと思います。今回の2作のテイストは、ちょっと切なかったり、お金の怖さから生まれる悲しさだったり、現実にあった事件を映し出したり、そういうリアルな部分を、ちゃんと見せていきたいです。忠臣はまっすぐ生きているので、厳しい男ではありますが、かと言って悪い奴ではなく、時には人を思いやります。ただ、人を思いやるが故に、その人の人生を狂わせてしまったりする。何が正しい事なのかを教えてくれる映画だと思っています。今までのシリーズもご覧になっていなくても、最近僕を知ってくれた方にも、大きなスクリーンでこの映画を見て頂けるように、全身全霊で頑張りたいと思います。
青木玄徳のコメント
いやー、ヤバいんじゃないですか。ヤバい。この一言で内容を表現できます。前回よりも話がめっちゃ重くなって行きますので、「闇金ドッグス」のファンになって頂いている方には、愛して貰えるんじゃないかなと思います。現実にあった事件を引用させて頂いているシーンもありますので、しっかり表現して、皆さんに伝えられたらなと思います。かなりヤバい事になると思います。
升毅のコメント
忠臣の過去をよく知るヤクザ役という事で、初めて見る方はもちろん、シリーズを楽しみにされているお客様の期待に応えられるよう準備しています。裕貴くんと久しぶりにガッチリ芝居できることも、とても楽しみにしています。
高橋ユウのコメント
シリーズ3作品あって、今回のパート4で、今まで続いてきた作品に関わらさせて頂く事が嬉しく思います。そして、元子という役で生きる事が出来るのが嬉しいと共に、凄く過酷で、胸の痛い日々になるんだろうなと思います。孤独と愛の形を、探しながら、求めながら、作品を撮って行けたらいいなと思います。
菅原大吉のコメント
今、日本のどこかで現実に起きているであろう問題がこの作品にはたくさん含まれてます。特にこの母と息子の親子関係がとても切なく、そして切実に描かれていて、とても見ごたえのある作品になると思います。
荒木宏文のコメント
闇金ドッグス5に出演させて頂きます。この5では、実際に問題視されたりニュースに上がったりもした「ある事」が物語に組み込まれています。僕個人として、同じD-BOYSの山田裕貴が1から作り上げて、ここまで続けてきた事を心から尊敬し、敬意を払い、精一杯自分の役を努めて参りたいと思います。また青木玄徳君とも、以前一緒に仕事をさせてもらっており、こうやって違う現場で再会できる事を嬉しく思っています。いただいた役も、役者として挑戦したい事がたくさんあります。皆さんが楽しみ、考えてもらえるよう、現場ではたくさんのことに挑戦しながら精錬された最高の作品を届けられるよう精一杯挑みたいと思います。
- 作品情報
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『闇金ドッグス4』
2016年12月10日(土)からシネマート新宿ほか順次公開監督:元木隆史 脚本:池谷雅夫 出演: 山田裕貴 升毅 高橋ユウ 坂田聡 ジェントル 瑛蓮 百瀬朔 副島淳 木村祐一 青木玄徳 配給:AMGエンタテインメント- 作品情報
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『闇金ドッグス5』
2017年1月14日(土)からシネマート新宿ほか順次公開監督:元木隆史 脚本:池谷雅夫 出演: 青木玄徳 菅原大吉 美谷和枝 牧野ステテコ 蒲生純一 副島淳 荒木宏文 山田裕貴 配給:AMGエンタテインメント
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Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?