映画『おとなの事情』が2017年3月から東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。
同作は7人の友人夫婦たちが集まる食事会というワンシチュエーションを舞台に、スマートフォンの履歴を見せ合うゲームを行なう男女を描くブラックコメディー。メールがきたら全員の前で開く、かかってきた電話にはスピーカーに切り替えて応答するというルールのもとで始めたゲームをきっかけに、夫婦や親友の間で次々に疑惑が生まれていく様が描かれる。
知り合いのカップルに起きた出来事が物語のインスピレーションになっているというパオロ・ジェノベーゼ監督は、「男性が事故に遭って入院した時、病院へ向かった女性に彼の携帯が渡された。そこで色んなメールを見たらしくて、彼が退院したらすぐに別れたカップルがいたよ」とコメントしている。なお同作はイタリアの『アカデミー賞』と称される『ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞』で作品賞と脚本賞、アメリカの『トライベッカ国際映画祭』で脚本賞を受賞している。
- 作品情報
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『おとなの事情』
2017年3月から新宿シネマカリテほか全国公開監督:パオロ・ジェノベーゼ 脚本:フィリッポ・ボローニャ、パオロ・コステラ、パオロ・ジェノベーゼ、パオラ・マミーニ、ロランド・ラヴェッロ 出演: ジュゼッペ・バッティストン アルバ・ロルヴァケル ヴァレリオ・マスタンドレア カシア・スムトゥニアク 配給:アンプラグド
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