『ダム・キーパー』が長編CG映画に、トンコハウスと20世紀FOXがタッグ

短編アニメーション作品『ダム・キーパー』をもとにした長編映画が製作されることがわかった。

『ダム・キーパー』は、ピクサーアニメーションスタジオのアートディレクターとして活動したのちにアニメーションスタジオ「トンコハウス」を共同設立した堤大介とロバート・コンドウの監督作。登場人物のセリフがない2Dアニメーション作品で、『第87回アカデミー賞』短編アニメーション部門にノミネートされた。

同作をもとにした長編映画は堤とコンドウが監督を務め、トンコハウスと20世紀フォックス・アニメーションが共同製作。製作総指揮をケーン・リーが担当し、脚本家ジョン・ヘンリー・ヒンケルも参加する。『ダム・キーパー』の数年後が物語の舞台となるほか、セリフの入ったCGアニメーションになるという。

コンドウと堤は今回の製作発表に際し「ピクサーやブルースカイなどのスタジオで10年以上もCGアニメーションに携わっていたので、僕らの最も得意とする手法で長編映画を制作できる事を楽しみにしています」とコメントしている。

あわせて堤とコンドウが『ダム・キーパー』の3部作となるグラフィックノベルを執筆中で、第1部が2017年に刊行予定でることが発表。また先日には、Huluとタッグを組んだ全10話のシリーズ作『ダム・キーパーのなかまたち(仮)』の製作が発表された。

堤大介とロバート・コンドウのコメント

『ダム・キーパー』の世界で長編映画のストーリーを考え始めた時から、ピッグとフォックスの次の一歩の手伝いをしてくれ、激動の今日の視聴者に向けてどのように作品を届けるための良きパートナーは誰だろうと思っていました。今、20世紀フォックスこそが私たちのキャラクターたちにとって理想的なホームだと感じています。そして、共にリスクを負って新しいストーリーテリングの可能性を探っていけることを楽しみにしています。

ヴァネッサ・モリソン(20世紀フォックス・アニメーション)のコメント

トンコハウスと共に事業を手がけることに期待を膨らませています。あの革新的な短編を長編映画に発展させるお手伝いができることを光栄に思います。

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