パリを生きる市井の人々を軽やかに描く、映画『皆さま、ごきげんよう』

2016.11.26 Sat

オタール・イオセリアーニ監督の映画『皆さま、ごきげんよう』が12月17日から東京・神保町の岩波ホールほか全国で順次公開される。

現代のパリに生きる人々を中心に描く同作。老年の悪友コンビや彼らを取り巻く街の住人たちが、警察による大掛かりなホームレスの取り締まりに直面するというあらすじだ。予告編では水道管から男が飛び出てくる様子や、ローラースケートで盗みを行なう2人組の姿が確認できる。

監督・脚本・編集を務めるのはオタール・イオセリアーニ。1934年にジョージア・トビリシで生まれ、『月曜日に乾杯！』で『ベルリン国際映画祭』銀熊賞を受賞している。『皆さま、ごきげんよう』の出演者には、『アメリ』のリュファスや、『グランド・ブダペスト・ホテル』のマチュー・アマルリック、『ぼくの伯父さん』のピエール・エテックスのほか、アミラン・アミラナシュヴィリ、トニー・ガトリフが名を連ねる。イオセリアーニ自身も出演している。