映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』が5月から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
イタリアの『アカデミー賞』にあたる『ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞』で今年度に最多7部門の受賞を果たした同作は、永井豪、安田達也とダイナミックプロが原作を手掛けたアニメ『鋼鉄ジーグ』をモチーフにしたダークヒーロー映画。『鋼鉄ジーグ』は1975年に日本で放送され、1979年からイタリアでも放送された。
『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』の主人公は、突然超人的なパワーを得たチンピラのエンツォ。テロの脅威に晒される荒廃したローマの郊外を舞台に、アニメ『鋼鉄ジーグ』のファンでエンツォをアニメの主人公・司馬宙と同一視して慕う少女アレッシアとエンツォの交流や、彼らの前に立ちはだかる闇の組織のリーダー・ジンガロとの戦いを描く。
監督を務めたのは、幼い頃から日本製アニメのファンだったというガブリエーレ・マイネッティ。同作はマイネッティの長編デビュー作となる。エンツォ役を演じたのはクラウディオ・サンタマリア、敵対するジンガロ役をルカ・マリネッリが演じる。
今回の発表とあわせて遠藤憲一がナレーションを担当した特報が公開。また永井豪が同作の日本公開に寄せたコメントも公開された。
永井豪のコメント
犯罪と汚濁まみれのローマの下町で、アニメヒーロー『鋼鉄ジーグ』に憧れる女性の為、正義の戦いに立ち上がる“男の純情”が美しい!!「ガンバレ、君は鋼鉄ジーグだ!!」
- 作品情報
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『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』
2017年5月からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開監督:ガブリエーレ・マイネッティ 脚本:二コラ・グアッリャノーネ 音楽:ミケーレ・ブラガ 出演: クラウディオ・サンタマリア ルカ・マリネッリ イレニア・パストレッリ ステファノ・アンブロジ マウリツィオ・テゼイ フランチェスコ・フォルミケッティ ダニエーレ・トロンベッティ アントニア・トルッポ サルヴォ・エスポジト ジャンルカ・ディ・ジェンナー 配給:ザジフィルムズ
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