梅田阿比の漫画『クジラの子らは砂上に歌う』がアニメ化されることがわかった。
漫画誌『ミステリーボニータ』で2013年から連載されている同作。砂が全てを覆い尽くした世界を舞台に、砂の海を漂泊する船「泥クジラ」で暮らす少年チャクロが、漂着した廃墟船の中で少女・リコスと出会うというあらすじだ。『このマンガがすごい!2015』オンナ編10位に選ばれ、昨年には舞台化された。アニメ版の詳細は現時点では明かされていない。
なおアニメ化を記念して、梅田阿比による描き下ろしイラストが公開。あわせて発表された梅田のコメントでは、「泥クジラとそこに生きる人々がアニメーションで動き出すのを、楽しみに待っています…!」と期待を寄せている。
梅田阿比のコメント
この作品は、主人公のチャクロが「泥クジラという船の上で、自分たちが確かに生きていたことを伝えるために書き残した記録」という形式をとっています。
このアニメ化によって、さらにたくさんの人たちに彼らの「記録」を見ていただけるとしたら、作品やキャラクターたちにとって、とても幸せなことだと思います。
泥クジラとそこに生きる人々がアニメーションで動き出すのを、楽しみに待っています…!