独映画『ありがとう、トニ・エルドマン』6月公開、正反対の父娘の関係描く

マーレン・アーデ監督の映画『Toni Erdmann(原題)』が、『ありがとう、トニ・エルドマン』の邦題で6月から東京・シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。

12月に発表された『第29回ヨーロッパ映画賞』で作品賞、監督賞、男優賞、女優賞、脚本賞の5部門を受賞し、『カイエ・デュ・シネマ』などの映画誌でも2016年のベスト映画に選出されている同作。いたずら好きのヴィンフリートがコンサルタント会社で働く娘イネスを心配してドイツからブカレストを訪れ、数日後に帰国することになるが、父が帰って安堵するイネスのもとに「トニ・エルドマン」という別人になった父が現れる、というあらすじだ。

キャリアウーマンのイネス役を演じるのはザンドラ・ヒュラー。娘との関係がうまくいっていないヴィンフリート役をペーター・ジモニシェックが演じている。同作は昨年の『第69回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門で公式上映された。

作品情報

『ありがとう、トニ・エルドマン』

2017年6月からシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本:マーレン・アーデ 出演: ザンドラ・ヒュラー ペーター・ジモニシェック 上映時間:162分
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