『第68回読売文学賞』の受賞作品が発表された。
1949年に読売新聞社が創設した『読売文学賞』は小説、戯曲・シナリオなど6部門に分かれる。副賞は200万円。選考委員は池澤夏樹、伊藤一彦、小川洋子、荻野アンナ、川上弘美、川村湊、高橋睦郎、辻原登、沼野充義、野田秀樹、松浦寿輝、渡辺保。
小説賞を受賞したのはリービ英雄『模範郷』。戯曲・シナリオ賞にはケラリーノ・サンドロヴィッチ『キネマと恋人』の上演台本が選ばれた。
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『第68回読売文学賞』受賞結果
小説賞 リービ英雄『模範郷』(集英社) 随筆・紀行賞 今福龍太『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(みすず書房) 戯曲・シナリオ賞 ケラリーノ・サンドロヴィッチ『キネマと恋人』上演台本 評論・伝記賞 梯久美子『狂うひと 「死の棘(とげ)」の妻・島尾ミホ』(新潮社) 詩歌俳句賞 ジェフリー・アングルス 詩集『わたしの日付変更線』(思潮社) 研究・翻訳賞 塩川徹也訳 パスカル『パンセ』全3冊(岩波書店)
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