湯浅政明監督の新作『ルーのうた』ポスター公開、背景美術の制作映像も

湯浅政明監督のアニメーション映画『夜明け告げるルーのうた』のポスタービジュアルが公開された。

森見登美彦原作の監督作『夜は短し歩けよ乙女』の公開を4月に控える湯浅監督。初のオリジナル劇場用新作映画となる『夜明け告げるルーのうた』では、人魚が災いをもたらす存在だと伝えられる漁港の町・日無町を舞台に、中学生の少年・カイと人魚の少女・ルーの出会いと別れが描かれる。声優陣にはルーの声を演じる谷花音をはじめ、下田翔大、篠原信一、千鳥の大悟とノブらが名を連ねている。

公開されたポスターには、カイとルーの出会いの様子を描いたビジュアルを使用。「君の“好き”は僕を変える」というキャッチコピーが添えられている。

なお同作のオフィシャルサイトでは、背景美術を制作する様子を捉えた映像も公開。『AKIRA』『魔女の宅急便』『おおかみこどもの雨と雪』などに携わり、『夜明け告げるルーのうた』でも背景美術を担当する大野広司の20時間以上にわたる制作作業を、定点カメラで撮影し、編集した映像となる。

同作は5月19日から全国で公開。キャラクター原案を漫画『午前3時の無法地帯』などのねむようこ、共同脚本を『ガールズ&パンツァー』などの吉田玲子が担当しているほか、音楽は『思い出のマーニー』『メアリと魔女の花』の村松崇継が手掛ける。主題歌は斉藤和義の“歌うたいのバラッド”。

大野広司のコメント

湯浅監督の発想には驚かされました。
物語の舞台となる「日無町」は京都、名古屋、倉敷など色んな町のイメージをモザイクのように掛け合わせたと説明されましたが・・・それを絵にするのは頭の中を柔軟にしないといけないなところがたいへんでした。
今回はリアル感とぶっとんだ発想とのせめぎ合いのような絵で初めての経験でした。
湯浅監督の頭の中はどんな風になっているのでしょう(笑)。
ポスタービジュアルの背景は、人魚のルーと少年カイが初めて会うシーンです。
夜ですが、暗くなり過ぎないよう、月光でドラマティックな雰囲気になるよう工夫しました。
作業風景を撮影されるのは初めての体験でしたがアニメーション作品の背景美術がどのように描かているのか、ぜひ興味を持っていただけるとうれしいです。

作品情報

『夜明け告げるルーのうた』

2017年5月19日(金)から全国公開
監督:湯浅政明 脚本:吉田玲子、湯浅政明 主題歌:斉藤和義“歌うたいのバラッド” 音楽:村松崇継 声の出演: 谷花音 下田翔大 篠原信一 柄本明 斉藤壮馬 寿美菜子 大悟(千鳥) ノブ(千鳥) 配給:東宝映像事業部
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