『日本、家の列島 ―フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン―』展が、4月8日から東京・パナソニック 汐留ミュージアムで開催される。
同展は日本の近現代の住宅建築にスポットを当て、2014年5月からフランス、スイス、ベルギー、オランダの各都市を巡回した展覧会の帰国展。建築家のヴェロニック・ウルス、マニュエル・タルディッツ(みかんぐみ)、ファビアン・モデュイ、写真家のジェレミ・ステラといった日本をよく知るフランス人4人がキュレーションし、みかんぐみが会場デザインを担当した。
展覧会は「昨日の家」「東京の家」「今の家」の3部構成となり、写真や映像、ドローイング、スケッチ、図面、模型などを通じて、1933年に竣工したアントニン・レーモンドによる軽井沢の別荘や、安藤忠雄の『住吉の長屋』、伊東豊雄の自宅『シルバーハット』、隈研吾の『鉄の家』など約70点の住宅作品を紹介。さらにゲストアーティストの坂口恭平によるドローイングや、建築家と施主へのインタビュー、巡回展の様子を捉えた映像も展示される。
会期中には建築家の伊東豊雄、建築史家の五十嵐太郎、ウルス、タルディッツ、モデュイ、ステラによる講演会『ここがすごい!ニッポンの住宅建築』や、坂口によるドローイングの公開制作、堀部安嗣、手塚由比、五十嵐淳、塚本由晴+貝島桃代(アトリエ・ワン)、長谷川豪、谷尻誠+吉田愛 (SUPPOSE DESIGN OFFICE)ら出展作家によるギャラリートークを開催。詳細は汐留ミュージアムのオフィシャルサイトで確認しよう。
- イベント情報
-
『日本、家の列島 ―フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン―』展
2017年4月8日(土)~6月25日(日) 会場:東京都 パナソニック 汐留ミュージアム時間:10:00~18:00(入館は17:30まで) 休館日:水曜(5月3日は開館) 料金:一般800円 65歳以上700円 大学生600円 中・高校生200円 ※小学生以下、障害者手帳をご提示の方と付添者1名は無料 ※5月18日は無料
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?