東野圭吾の小説『ラプラスの魔女』が映画化され、2018年に全国東宝系で公開される。
『ラプラスの魔女』は、発生したのが離れた場所でありながら、死亡者が互いに知人で、死因が共に自然現象下での硫化水素中毒死であるという2件の不審死事件を巡る物語。警察から事件の調査を依頼された地球化学の研究者・青江修介の姿を描く。
「自然科学的に絶対に不可能な事件」の調査に挑む青江役を演じるのは単独の映画主演は約4年ぶりとなる櫻井翔。青江の前で次に起こる自然現象を言い当てる謎の女・円華役を広瀬すず、円華が探している失踪した青年・甘粕役を福士蒼汰が演じる。監督は『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』や『無限の住人』の公開も控える三池崇史。脚本はドラマ『半沢直樹』や映画『神さまの言うとおり』などの八津弘幸が手掛ける。
主演の櫻井は「映画単独主演は4年ぶり。三池監督とご一緒させて頂くのは9年ぶり。東野先生の作品に出させて頂くのは14年ぶり。沢山の“久しぶり”に胸が高鳴ります」と期待を表しているほか、広瀬は三池監督作への出演について「三池監督とは、本当にずっとお仕事がしたかったので、同じ現場を、味わえるのは凄く嬉しいです。男性だらけの現場なので、監督を1番の頼りにさせていただきます。笑」とコメント。
福士は櫻井、広瀬との初共演について「櫻井さんは知的なイメージなので、研究者である青江のキャラクターがスッと頭に入ってきました。広瀬さんは十代とは思えないエネルギーがある印象で、ピュアさ・真っ直ぐさが円華とイメージがとても近いなと思いました」と語っている。
櫻井翔のコメント
この度、青江修介役を務めさせて頂きます櫻井翔です。
映画単独主演は4年ぶり。三池監督とご一緒させて頂くのは9年ぶり。東野先生の作品に出させて頂くのは14年ぶり。沢山の“久しぶり”に胸が高鳴ります。
事件に、そして円華に翻弄される青江ですが、監督、そして共演の皆さまとの“大きな化学反応”を現場で起こして行きたいと思います。広瀬すずのコメント
東野さんの作品の映画に出てみたいってずっと思っていたので、念願叶って、凄く嬉しいです。
円華という女の子も、何回台本を読んでも中々掴めなくて苦戦してます。
でも、その何か掴めないけど、円華のひとつの思いを強く抱きながら、少しでもリアリティある中で生きていけたらなと思います。
櫻井さん、福士さんとは、初めて一緒にお芝居させていただくので、そんなお二人と現場でどんな化学反応が起きるのか凄く楽しみです。
三池監督とは、本当にずっとお仕事がしたかったので、同じ現場を、味わえるのは凄く嬉しいです。
男性だらけの現場なので、監督を1番の頼りにさせていただきます。笑福士蒼汰のコメント
登場人物の裏の顔がとても興味深くて本の進みが止まらず、真相を知った後もそれぞれの心が気になって、その後を想像してみたくなりました。
東野圭吾さんのミステリーは面白いものばかりなので、その世界に浸れることを楽しみにしています。
演じる甘粕謙人の経歴は複雑ですが彼の気持ちは1つで、その気持ちに従っている。謙人の家族から見える家族関係、それに考えさせられることになると思います。
お二人とは初共演ですが、櫻井さんは知的なイメージなので、研究者である青江のキャラクターがスッと頭に入ってきました。広瀬さんは十代とは思えないエネルギーがある印象で、ピュアさ・真っ直ぐさが円華とイメージがとても近いなと思いました。お二人との共演も今から楽しみです。
三池監督作品に三度も出演させていただけるなんて嬉しい限りです。
今回再び、監督の思考を感じ、皆さんと化学反応を起こしていければと思います。三池崇史監督のコメント
これはポップでラジカルな映画。原作はあの『東野圭吾』。だから面白くならぬワケがない。
そして「誰も知らない『櫻井翔』の正体」と「知っているよりヤバい『広瀬すず』」が激突し「剥き出しの『福士蒼汰』が人類の明日を憂う」のだから…凄すぎる!東野圭吾のコメント
『ラプラスの魔女』の執筆では、これまでの自作にない要素を盛り込もうとして、大変苦しみました。
特に、私自身が当然のように抱いていた価値観や死生観を覆すには勇気が必要でした。
何もかもが常識外れで、読者の方々は受け入れるのに抵抗があったはずです。
そんな物語を映像化するとなれば、さらに大きな勇気が求められると思いますが、監督さんはじめスタッフの皆様、そして役者さんたちのお力で、素晴らしい作品になることを祈っております。
- 作品情報
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『ラプラスの魔女』
2018年全国東宝系で公開監督:三池崇史 脚本:八津弘幸 原作:東野圭吾『ラプラスの魔女』(KADOKAWA) 出演: 櫻井翔 広瀬すず 福士蒼汰 配給:東宝
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?