チベット出身監督が故郷で撮影 草原に生きる家族3代を描く『草原の河』

映画『草原の河』が、4月29日から東京・神保町の岩波ホールで公開される。

『草原の河』は、チベットの草原で牧畜を営む家族を描いた作品。新しく生まれてくる赤ん坊に母親を取られてしまうのではないかと恐れる幼い娘と、かつての出来事にわだかまりを残している父と祖父の3代を軸に展開する。撮影は監督の故郷である中国・青海省のチベット族自治州内で行なわれた。

同作は2015年の『ベルリン国際映画祭』でワールドプレミア上映された後、『東京国際映画祭』を含む世界各国の映画祭で上映。『上海国際映画祭』では撮影当時6歳だった少女役のヤンチェン・ラモが、同映画祭史上最年少でアジア新人賞・主演女優賞を受賞した。

監督のソンタルジャは1973年生まれ。伝統的な仏教画「タンカ」を学んだのち、美術家としての活動を経て北京電影学院に進学し、同じくチベット出身のペマ・ツェテン監督作品に複数参加した。『草原の河』は2011年の『陽に灼けた道』に続く2作目の長編監督作となる。

作品情報

『草原の河』

2017年4月29日(土・祝)から岩波ホールで公開
監督・脚本:ソンタルジャ 出演: ヤンチェン・ラモ ルンゼン・ドルマ グル・ツェテン 上映時間:98分 配給:ムヴィオラ
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