『第21回手塚治虫文化賞』マンガ大賞の受賞作品および受賞者が発表された。
マンガ大賞に選出されたのは、くらもちふさこ『花に染む』。斬新な表現や画期的なテーマなどを扱う作者に贈られる新生賞には、雲田はるこが輝いた。『昭和元禄落語心中』での高座を交えた描写の清新な表現が評価された。短編賞は深谷かほる『夜廻り猫』。漫画文化の発展に寄与した個人や団体に贈られる特別賞は、秋本治が受賞した。贈呈式は5月31日に東京・浜離宮朝日小ホールで開催。
『手塚治虫文化賞』は1997年に朝日新聞社が創設。マンガ大賞の対象作品は昨年刊行された単行本となり、8人の社外選考員による投票を経て選出した作品に加えて、書店員や漫画関係者の推薦で選ばれた作品が最終候補となっていた。社外選考委員は今年から加わった桜庭一樹をはじめ、杏、里中満智子、中条省平、中野晴行、南信長、みなもと太郎、ヤマダトモコの8人。
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『第21回手塚治虫文化賞』
マンガ大賞 くらもちふさこ『花に染む』(集英社) 新生賞 雲田はるこ 短編賞 深谷かほる『夜廻り猫』(講談社) 特別賞 秋本治
Special Feature
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