屋外型国際写真フェスティバル『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO』が、5月19日から東京・上野恩賜公園ほかで開催される。
上野恩賜公園とその周辺エリアを舞台に作品を屋外展示する『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO』。企画展『Invisible Stratum-見えない地層-』と、『東京国際写真コンペティション2016』の受賞者展『ORIGIN』を中心に構成される。展示設営は同公園にかつてあった竹をモチーフに設計されるという。
『Invisible Stratum-見えない地層-』では、「見る」ということを切り口に9組の作家の作品を展示。出展作家にはタイヨ・オノラト&ニコ・クレブス、エヴァ・ステンラム、サルバトーレ・ヴィターレ、マイヤ・タンミ、鈴木理策、米田知子、山本渉、武田慎平、宇佐美雅浩が名を連ねている。キュレーションは小高美穂とフェデリカ・チオチェッティが担当。
『ORIGIN』では、約1300人の応募者から選出された作家の作品を紹介。参加作家は、ベネディクテ・ヴァンダレート、エリザ・タモー、アンドレア・フォリーニ、長谷良樹、ヴィッキー・リード、カイ・ケンマー、マグダレーナ・ソール、ナオミ・ハリスの8組となる。
会期中には、視覚障がい者とアイマスクを着用した晴眼者がペアとなり上野エリアを歩いて写真撮影を行なう『“見えない世界”で写真を体験「視覚障碍者と共に楽しむ写真教室」』や、石川直樹、飯沢耕太郎らが登壇するトークイベント、国外のレビュアーによるポートフォリオレビュー、写真・アートを学ぶ学生のポートフォリオ展などを開催。詳細は『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO』のオフィシャルサイトで確認しよう。
なお同イベントのタイトルは、アメリカの社会学者リチャード・フロリダが自著『クリエイティブ資本論』で都市の繁栄に必要な条件として挙げている「才能(Talent)」「技術(Technology)」「寛容性(Tolerance)」の3つのTから名付けられた。
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『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO』
2017年5月19日(金)~5月28日(日) 会場:東京都 上野恩賜公園、東京藝術大学、上野桜木あたり、市田邸 時間:10:00~18:00 料金:無料 ※5月22日は上野桜木あたり、市田邸は休館