書籍『渋谷音楽図鑑』が6月28日に刊行される。
大滝詠一、山下達郎、大貫妙子、竹内まりや、ピチカート・ファイヴ、フリッパーズ・ギター、L⇔Rといったアーティストを手掛けてきたプロデューサー・牧村憲一の語り下ろしによる同書。自身が約50年にわたるキャリアを通して携わったプロジェクトや、交流したミュージシャンなどについてのエピソードが語られる。
またプロデューサーの藤井丈司が、はっぴいえんど“夏なんです”、シュガー・ベイブ“DOWN TOWN”、小沢健二“ぼくらが旅に出る理由”、CORNELIUS“point of view point”といった楽曲を「都市型ポップス」と定義し、楽譜をもとに解析するコーナーも収録。全体のまとめ役を『ヒットの崩壊』『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』などの音楽ジャーナリスト・柴那典が務めている。
牧村憲一のコメント
渋谷には3つの坂がある。公園通り、道玄坂、宮益坂。
その坂と川、谷が時代の主役です。流れ込む、蓄積する、淀む、噴き出す。
これこそが戦後史であり、日本のポップ、ロック音楽の産みの母体です。
やっと僕は自分史と音楽史を重ね合わせて定本を、いや底本を創ることができました。
- 書籍情報
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『渋谷音楽図鑑』
2017年6月28日(水)発売 著者:牧村憲一、藤井丈司、柴那典 価格:2,592円(税込) 発行:太田出版