展覧会『クエイ兄弟―ファントム・ミュージアム―』が、6月6日から東京・渋谷区立松濤美術館で開催される。
1947年に一卵性双生児として生まれたアメリカ・ペンシルバニア州出身のスティーブン・クエイとティモシー・クエイ。イラストレーションを専攻したのちにアニメーション制作を開始し、現在はイギリス・ロンドンを拠点に、人形を用いたストップモーションアニメを中心に活動している。
同展ではアニメーション制作に用いられた装置や、初期のイラストレーション作品、実写映画、舞台美術の制作といったクエイ兄弟の活動を紹介。彼らが影響を受けたというポーランドのポスター作品もあわせて展示する。期間中には上映会が実施され、フランツ・カフカの小説を原作にした『変身』や、ヤン・シュヴァンクマイエルにオマージュを捧げた『ヤン・シュヴァンクマイエルの部屋』などがラインナップに並ぶ。また記念講演会やワークショップなども行なわれる。詳細は松濤美術館のオフィシャルサイトをチェックしよう。
なお東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで開催される上映企画『クエイ兄弟と東欧、ロシアのアニメーション(仮)』との相互割引企画も実施予定だ。
- イベント情報
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『クエイ兄弟―ファントム・ミュージアム―』
2017年6月6日(火)~7月23日(日) 会場:東京都 東京 渋谷区立松濤美術館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで) 休館日:6月12日、6月19日、6月26日、7月3日、7月10日、7月18日 料金:一般1,000円 大学生800円 高校生・60歳以上500円 小・中学生100円 ※障がい者と付添者1名は無料 ※金曜は渋谷区民無料 ※土、日曜、祝日、夏休み期間中は小・中学生無料
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