チケットの公式リセール「チケトレ」が正式オープン 新たな意見広告も

イベントチケットの公式トレードリセールサービス「チケトレ」が、本日6月1日に正式オープンした。

チケトレは、日本音楽制作者連盟、日本音楽事業者協会、コンサートプロモーターズ協会、コンピュータ・チケッティング協議会の4団体が主導して設立したサービス。対象公演のチケット取引を出品や購入から代金のやり取り、イベント会場への入場までサポートする。

運営はぴあ株式会社が担当し、利用者の負担を軽減するため、まずは定額取引に限り、紙チケットから取り扱う。チケットの価格はぴあで販売する興行の金額を設定。購入者および出品者の取引手数料はチケット券面金額の10%、3,999円以下のチケットは一律400円となるが、オープンを記念して現在は無料となっている。また購入者には決済システム手数料、出品者には送金システム手数料が別途発生する。

なお正式オープンにあわせて意見広告を各地の新聞紙面で展開。昨日5月31日に北海道で日経新聞、本日6月1日には関東、関西、中京圏で朝日新聞、毎日新聞、日経新聞に掲載された。日経新聞は全国版に掲載。

チケトレを設立した4団体は、116組の国内アーティストと24の国内音楽イベントの賛同を得て、昨年8月にチケット高額転売取引の防止を訴える声明を発表。チケトレは、チケット高額転売取引問題を巡る議論の中でチケット購入者から意見が多かったという「本当に行けなくなった時の救済措置を作って欲しい」とのニーズに対応したサービスとなる。

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