武田砂鉄の著書『コンプレックス文化論』が、7月14日に刊行される。
同書は、CINRA.NETで2012年から連載された『コンプレックス文化論』をもとに、加筆・修正を行なって書籍化したもの。ミュージシャンや俳優、小説家、芸術家、デザイナーらが表現活動を始めた理由は彼らのコンプレックスに潜んでいるのではないかという観点のもと、「コンプレックスが文化を形成してきたのでは」と仮説を立てた筆者が、コンプレックスと向き合い考察した評論集だ。
さらにその仮説を裏付けるべく、コンプレックスを「キャラ」や「欲」に変えて活動している表現者10人へのインタビューを収録。「天然パーマ」を語る有馬和樹(おとぎ話)や「セーラー服」を語る中村佑介、「遅刻」を語る安齋肇、「下戸」の澤部渡(スカート)、「一重」の朝倉みずほ(ex.BELLRING少女ハート)をはじめ、黒田勇樹、篠原かをり、泰平、鈴木圭介(フラワーカンパニーズ)、矢幡洋が登場している。
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