舞台『すべての四月のために』が11月11日から東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウス、12月8日から京都・ロームシアター京都、12月22日から福岡・北九州芸術劇場で上演される。
『すべての四月のために』は、鄭義信の書き下ろしによる新作戯曲。第二次世界大戦下の朝鮮半島近くに浮かぶ島を舞台に、理髪店を営む朝鮮人の夫婦と4人の娘、彼女たちの夫と、彼らを取り巻く朝鮮人や日本人軍人たちの物語を描く。
主演を務めるのは森田剛。四姉妹の次女の夫ながら長女への想いを断ち切れずにいる男・萬石を演じる。共演者には臼田あさ美、麻実れい、西田尚美、村川絵梨、伊藤沙莉、小柳友、稲葉友、池田努、津村知与支、牧野莉佳、近藤公園、中村靖日、山本亨らが名を連ねる。東京公演のチケットは9月2日から販売開始。
森田は「約1年半ぶりの舞台に、以前からご一緒したかった鄭義信さん作品に出演させていただくということで今から楽しみです。鄭さんが描かれる人々は、辛い状況下でも明るく、生きていくことの逞しさや強さを持っていてとても魅かれます」とコメント。
鄭は森田について「森田君(君などとは失礼かもしれないけれど、やっぱり君って感じなのです)の舞台でのたたずまいを見ていると、僕は木蓮を思いおこします。あの高い梢に白い大きな花を咲かせる木蓮です。僕が描こうとしているのは、歴史の波の中で翻弄されながらも、必死で生きようとする、ささやかな家族の物語です。その中で、彼がどんな花を咲かせてくれるのか、今から楽しみにしています」と語っている。
森田剛のコメント
約1年半ぶりの舞台に、以前からご一緒したかった鄭義信さん作品に出演させていただくということで今から楽しみです。鄭さんが描かれる人々は、辛い状況下でも明るく、生きていくことの逞しさや強さを持っていてとても魅かれます。今回は戦時下の朝鮮半島の小島に住んでいる家族の話ということですが、いつの時代も変わらない家族というものをテーマにしっかり演じていければと思っています。
鄭義信のコメント
森田君(君などとは失礼かもしれないけれど、やっぱり君って感じなのです)の舞台でのたたずまいを見ていると、僕は木蓮を思いおこします。あの高い梢に白い大きな花を咲かせる木蓮です。僕が描こうとしているのは、歴史の波の中で翻弄されながらも、必死で生きようとする、ささやかな家族の物語です。その中で、彼がどんな花を咲かせてくれるのか、今から楽しみにしています。
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『すべての四月のために』
作・演出:鄭義信 出演: 森田剛 臼田あさ美 西田尚美 村川絵梨 伊藤沙莉 小柳友 稲葉友 池田努 津村知与支 牧野莉佳 近藤公園 中村靖日 山本亨 麻実れい 東京公演 2017年11月11日(土)~11月29日(水) 会場:東京都 池袋 東京芸術劇場 プレイハウス 京都公演 2017年12月8日(金)~12月13日(水) 会場:京都府 ロームシアター京都 サウスホール 北九州公演 2017年12月22日(金)~12月24日(日) 会場:福岡県 北九州芸術劇場 大ホール
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